私がクリーニング店を継いだ理由

親の背中を見て育ち、綺麗になる洋服を見るのが好きだった

小さいころ、リビングと工房がつながっている、台風が来れば吹き飛びそうな家に住んでいました。

両親は忙しく働き、楽しみは、工房へ両親に相手してもらいに行くことでした。

特に何をする訳でもなかったのですが、そのころの楽しみは、父の仕事をする後ろ姿と、綺麗になっていく洋服を見ることでした。


でもファミリークリーニングという店名がとても嫌いでした

小さいころの神林

(工房で綺麗になる洋服を見るのが好きだった若かりし私)

7歳のころ、ダサい名前だと感じとてもファミリークリーニングという店名が嫌で嫌でたまらないときがありました。

おんぼろワゴン車で社長と2人で走っているときに「ファミリークリーニングって名前、ダサくて嫌い、違う名前にしようや」と言ってしまいました。

すると社長が「バカ!俺は小さいころ、貧乏でみんな働きに出らんといけんでのぉ、みんなバラバラになってしまったんだ、それがさびしくてのぉ・・・・。俺のクリーニングでお客さんの家族と俺の家族を幸せにしたいんじゃ」と言われました。

末っ子であまり家族に相手にされなかっ私は、その家族を幸せにしたいという言葉に感化れ、小さいながらに「俺も大きくなったら、人の家族を幸せにできる、クリーニング屋さんになりたい」と思ったんです。

それが、クリーニング屋さんをつごうと思った理由です。

皆さんの家族の幸せのために、何が必要かと問うと、私にとっては綺麗にする。というシンプルな答えにたどり着きます。

それが一般的には当たり前のことですが、当たり前でないが故に、当店にご依頼される方がものすごく多いです。

私は、お客様と自分の家族の幸せのためになるように、クリーニング品質を作ります。
そしてマスコミ取材を積極的に受けたり、洗濯講師として、いろんな方へ実用的な洗濯方法を伝え、皆様の家族の幸せのための一助となればと思います。

私も4歳の娘が洋服に染みをつけたら、染み抜きを一緒にし、染みがとれたら二人で「やった~とれたー」と楽しみながら染み抜きや洗濯をしております。染みや汚れが取れるの喜びはもちろんのこと、家族で一緒に楽しみながらできる洗濯や染み抜きを、家族の大切なコミュニケーションツールとして活用していただけると、本当に本当にうれしいです。

家族みんな幸せ


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